こんにちは、辰身です。
エステックblogへお越し頂きまして、ありがとうございます。
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」
1月は正月があり、2月は28日迄と短く、3月は年度末なのでやることが多い。
という言葉遊びの通り、今年に入りまめにblog更新できていませんね(-_-;)
・・・ご愛読者の皆様、今後ともエステックblogお付き合いくださいませ。
今日は現在整備中のコンプレッサーを紹介してみます。
◎中古 富士コンプレッサー製作所 NLP-75RD 10馬力パッケージコンプレッサー
整備済みという一括りされた言葉に惑わされてしまう方が多いと思いますが、
会社によってやっている事、出来る事が全然違います。
特にコンプレッサーは顕著ですね。
故障診断が難しい部類の機械かと思います。
壊れていても、劣化していてもエアーは溜まりますので!
まずはヘッド弁・ピストン関係。 ↓↓
このピストン周りを清掃するだけでも、とても大切な整備作業です!
そして、
ヘッド弁、アンローダ弁の交換。
オイル上がりや、ゴミの混入などにより劣化してしまう弁です。
劣化したままだと、エアーの逆流・圧縮スピードの低下を招きます。
それをずっーとほったらかしにすると、圧縮しなくなります。
・・・最悪、修理不能。
しかし、この部品非常に高い! しかも10馬力ですから3発・・・。
全てのコンプレッサーをここまで整備する事はありません。
当社が定めた利益に対し整備コストが超えない事、お客様からのご要望など、
様々な自社基準を設け、整備作業に取り掛かります。
そして、以前も投稿し大きな反響のあったシリンダー支点軸ピン!!
この部品ご覧ください ↓↓ 上が新品、下が劣化部品。
とあるリフトのシリンダーを支えている支点軸ピンです。
長年、グリスアップをしていない事から、ブッシュが引きちぎれ、
鉄と鉄が擦れあって削れています。
怖い事は、この状態でも車をリフトアップする事は可能です!!
※メーカーが粗悪部品を作っている訳ではありませんので、ご注意ください!
※弊社が信頼を寄せている一流メーカーです!
分解作業を行わないと分からない部分ですが、
分解しなくても、シリンダーのパッキン交換は出来てしまいます。
「シリンダーパッキンを交換している整備渡しの商品です。」と言っても、
本当に整備渡しと言って良い商品なのでしょうか?
基準が全て各々の企業判断ですので、怖いですね!!
リフト所有の皆様、しっかりグリスアップしてください!!